代表取締役　大和田　直司

　 新年、明けましておめでとうございます。

毎年、年初めに「今年のスローガン」というものを決めて、一年間その事を意識

して仕事を進めていくように努めています。

スローガンというのは、今年の目標達成のための行動指針といったものでしょうか。

さて今年のスローガンは、『原点に返ろう』にしました。原点とは創業の頃では

なく、東京事業所設立の頃を思い出し、このスローガンにしました。

２００８年のリーマンショックの時、「産機グループ」、「風水力グループ」の業務が

全く無くなり、唯一あまり影響を受けなかった「モバイルフォン」の業務に活路を

求め、東京進出を決めました。

東京事業所のメンバーは、全員現地採用でしたので、設立時から軌道に乗る

までの３ヶ月間は、社員研修も含め、八王子市の京王堀之内駅近くのマンション

に一室を借りて、皆で必死に頑張ったことを思い出します。

初めて札幌から八王子へ向かう時、羽田空港から高速バスに乗りました。

首都高速から見える景色は、どこまで行っても途切れることのないビル群

ばかりで、東京という大都会の札幌にはない、ものすごいエネルギーを感じ、

「何としても、この中で生き残っていかなくては！」と決意を新たにしたのを

憶えています。

その後、東京事業所は、軌道に乗り、社員も増え、借りていた部屋が手狭に

なったことから、現在の唐木田に引っ越すことになりました。

結果だけ見ますと順調に伸びてきた様に見えますが、数でいくと上手くいかな

かった事のほうが、圧倒的に多いと思います。

しかし短期的に見て、うまくいかなかった事は、原因を分析し、そこから学ぶこと

によって長期的には、良い結果につなげることが出来たものと感じています。

昨年は、良い結果が出ましたが、良い結果が出たからといって、決して現状に

甘んじてはいけません。現状維持は、衰退でしかありません。

なぜなら、すべてのものが変化しているからです。

私たちは、昨年の結果には執着せず、原点に返り、失敗を恐れず、新たな事に

チャレンジし、次のステージへと進んでいきましょう！