『IoT革命』

                                  代表取締役 大和田 直司

 

 

  新年、明けましておめでとうございます。

 

昨年の暮れには、60年ぶりの大雪が降った札幌ですが、正月三が日は雪もほとんど

降らず、穏やかで、のんびりとした正月を迎えることが出来ました。

 

そのような中、我が家では、毎年恒例のスキーへ、子供達と3人で行ってきました。

最近のスキー場では、リフト券が、ICカード化されていて(そうでないスキー場もあり

ますが・・・)いちいち誘導員に見せなくても、改札ゲートを通過するだけで認識して

くれるので、高速道路の料金所を通過する車のように空いていれば止まることなく、

リフトに乗ることができ、誘導員の作業軽減にもなっています。

 

今はまだ、このICカードのリフト券をスキー場にて、対面方式で購入していますが、

そのうち、公共交通のICカードを利用できる自動券売機等で、乗りたいスキー場を

選んで、乗りたい時間分だけ、お金をチャージして、スキー場へ行って直接リフトに

乗る時代が、そう遠くないうちにやってくると思います。

 

今、あらゆるものが、インターネットとつながり、世界を変えようとしています。

IoTといわれるモノのインターネット化です。

 

今も、そうとう進んで来ているように感じますが、じつは、まだ始まったばかりで、

農業や建設に代表されるような、今まで、デジタル化に無縁だった分野に幅広く

導入され、浸透することによって『第4次産業革命』が起ころうとしています。

 

私どもの会社は、IoTを活用した商品開発に機構設計や筐体設計を通して、

間接的に幅広く携わっています。

 

これらの商品が、世の中に出て、広くユーザーに指示されるためには、ただ単に、

その機能を満たすだけではなく、”洗練されたデザイン”や”機能美”的なものの

重要性が増してくるものと思います。

 

この部分の感覚を高めるためには、何も専門的な勉強をしなくてはダメな訳ではなく、

普段、日常生活の中で、私たちが、道具として使用しているあらゆるものからでも

学ぶことが出来ます。

 

それは、無意識に使うのではなく、『三見主義』(見つめる・見つける・見とおす)

の観点で、意識して使うことが大切です。

これを続けることによって、設計者としてのデザイン感覚も養われていくものと

思います。

 

私どもが、お客様に提供し続けなければならない”プラスα”の部分、今年は、

この部分に重点を置いて取り組んで見てはいかがでしょうか。

 

そして、インターネットへの接続機能を備える商品、すなわちIoTデバイスの数は、

今後、5~10年で、爆発的な勢いで増えることが予想されます。

これは、私どもにとっては、大きなチャンスです。

このIoTの大波に乗り遅れることなく、自分達のビジネスに繋げて行きましょう!

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